茅ヶ崎市のやまもと内科クリニック
糖尿病専門医、総合内科専門医の院長が診察しております
空腹時の血糖値だけではなく、食後の血糖値を測っておくことも大切です。
その理由は、
からです。
ヘモグロビン・エー・ワン・シーと読みます。
など、すべて同じことです。
1〜2ヶ月前から現在までの血糖コントロールの良し悪しがわかる検査です。
血糖コントロール状態が良いと低い数字を示し
血糖コントロール状態が悪いと高い数字を示します。
糖尿病の治療がうまくいっているかを判断するのに、重要な検査です。
当院では、ヘモグロビンA1cを院内で調べており、数分で測定し、即日結果をご説明できます。さらに、HPLC法という、より精度の高い方法で測定しております。
血糖値は、検査前の食事や運動などの影響を受けますが、ヘモグロビンA1cは影響されません。
細い血管の合併症を予防するために、ヘモグロビンA1c(HbA1c)を7.0%未満を目指すようにします。
血糖正常化を目指す際の目標 | 合併症予防のための目標 | 治療強化が困難な際の目標 | |
---|---|---|---|
HbA1c | 6.0未満 | 7.0未満 | 8.0未満 |
ヘモグロビンA1cよりも短期間の血糖コントロールの良し悪しがわかる検査です。
特に食後に血糖値が高いかどうかを判断するのに役立ちます。
HbA1cが良くても、1,5-AGが良くないときは、血糖値の変動が大きく、血糖値が上がったり下がったりを反復している可能性があります。
正常 | 優良 | 良好 | 不良 | きわめて不良 | |
---|---|---|---|---|---|
1,5-AG | 14.0以上 | 10.0〜13.9 | 6.0〜9.9 | 2.0〜5.9 | 1.9未満 |
グリコアルブミンは、2週間前から現在までの血糖コントロールの良し悪しがわかる検査です。
HbA1cと比べ、短期間の血糖コントロールの良し悪しがわかります。
HbA1cは、鉄欠乏性貧血で治療中の方は低く測定されてしましますが、グリコアルブミンは影響を受けません。
すい臓からのインスリンの出ぐあいを調べる検査です。
血液検査で調べることができます。
Cペプチドも、すい臓からのインスリンの出ぐあいを調べる検査です。
インスリンで治療中の方でも、自分の膵臓からどのぐらいインスリンが出ているのか調べることができます。
血液検査や24時間尿を貯めていただくと、調べることができます。
インスリンの出ぐあいを調べることで、治療法をある程度決めることができます。
インスリンが十分に出ている場合は、食事、運動療法で糖尿病がよくなることが多いですし、あまり出ていない場合は、飲み薬やインスリン注射が必要になる場合があります。
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