茅ヶ崎市のやまもと内科クリニック
糖尿病専門医、総合内科専門医の院長が診察しております
血糖値とは、血液の中のブドウ糖の量(濃度)のことです。
では、ブドウ糖は体の中でどのような働きをしているのでしょうか?
ブドウ糖は体の重要なエネルギー源です。
特に、脳は、必要なエネルギーのほとんどをブドウ糖に頼っています。脳以外にも、手、足を動かしたり、心臓、肺が動いたりするのにも、ブドウ糖がエネルギー源として使われます。
ブドウ糖は体の重要なエネルギー源なので、過不足しないようにするため、血糖値はちょうどいい範囲に調節されています。
糖尿病でない方は血糖値が空腹時で110mg/dl未満、食後でも140mg/dlまでと比較的狭い範囲に調節されています。
どのようにして、血糖値は調節されているのでしょうか?
この両者がうまくバランスをとって、血糖値をコントロールしています。
グルカゴン、カテコールアミン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモンなど複数のホルモンがあります。
血糖は体の重要なエネルギー源です。血糖値が下がりすぎると、エネルギーがなくなり、体が正常に働かなくなります。 従って、下がり過ぎないように複数のホルモンで血糖値を上げるようにしているのです。
一方、血糖値を下げるホルモンは一種類しかありません。
それが、インスリンと呼ばれるホルモンです。
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