インスリンとは | 茅ヶ崎市の糖尿病専門医が解説

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インスリンとは

インスリンは血糖値を下げるホルモン

インスリンは血糖値を下げるホルモンです。 すい臓から分泌されています。

血糖値とは「血液の中のブドウ糖の量(濃度)」のことです。

ということは、インスリンとは、血液の中のブドウ糖の量を下げるホルモンということです。

では、血液の中のブドウ糖はどこに行くのでしょうか?

血液中のブドウ糖は細胞内へ

インスリンの作用の図

インスリンは、すい臓から血液中に分泌されます。

血液中に分泌されたインスリンは肝臓、筋肉など全身の細胞の表面にある鍵穴(受容体)にくっつきます。

インスリンが細胞の鍵穴にくっつくと、その細胞は血液の中のブドウ糖を細胞の中に取り込むのです。

血液の中のブドウ糖が、細胞の中に取り込まれるので、

「血液の中のブドウ糖の量が減る」=血糖値が下がる

ということになります。

細胞の中に取り込まれたブドウ糖は、細胞のエネルギー源となります。

肝臓、脂肪組織、筋肉などに取り込まれたブドウ糖もエネルギー源となりますが、余ったブドウ糖は、中性脂肪、グリコーゲンなどに姿を変えて、 肝臓、脂肪組織、筋肉に貯めこまれます。 これらの貯め込まれた中性脂肪やグリコーゲンは、食事をしていないときや、運動をするときなど、必要になったときに使われるのです。

それでは、どうして糖尿病では血糖値が上がってしまうのでしょうか?

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