甲状腺内科 | 茅ヶ崎 | バセドウ病 | 橋本病

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニック

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やまもと内科クリニック

糖尿病内科、甲状腺、内科、循環器内科

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院長・医学博士:山本幸宏(糖尿病専門医総合内科専門医

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甲状腺内科

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニックでは、バセドウ病橋本病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症などの甲状腺疾患の診断、治療を行っております。

甲状腺は甲状腺ホルモンを作っています。

甲状腺ホルモンは、「精神的にも肉体的にも体を活発にする作用」をもっています。

甲状腺の病気には、甲状腺ホルモンが多くなる病気、甲状腺ホルモンが少なくなる病気、甲状腺ホルモンは正常でも、甲状腺が腫れたり、腫瘍ができる病気があります。

バセドウ病橋本病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、その他の甲状腺の病気の方は、お電話(0467-40-4976)で予約をおとりします。初診時は予約での受診をお願いいたします(当日でも可能な限り予約をお取りします)。

甲状腺とは

甲状腺は、のどぼとけのところにあり、甲状腺ホルモンと呼ばれるホルモンを分泌している臓器です。

甲状腺ホルモンには、さまざまな作用がありますが、一言でいうと「精神的にも肉体的にも体を活発にする作用」をもっています。

甲状腺の病気には大きく分けて、甲状腺ホルモンの量に問題がある場合と、甲状腺ホルモンの量は正常でも、甲状腺が腫れたり、腫瘍ができるのが問題になる場合があります。

甲状腺ホルモンの量に問題がある場合は、甲状腺ホルモンが多くなる病気、甲状腺ホルモンが少なくなる病気があります。

  • 甲状腺ホルモンが多くなる病気
  • 甲状腺ホルモンが少なくなる病気
  • 甲状腺ホルモンは正常でも、甲状腺が腫れたり、腫瘍ができる病気

甲状腺ホルモンが多いか少ないかは、血液検査で調べることができます。

甲状腺ホルモンは多すぎても、少なすぎても体に様々な症状、体調不良が起こります。

自律神経失調症、更年期障害、うつ病、認知症、肝臓の病気、心臓の病気などに間違えられることもあります。

甲状腺の病気と正しい診断がつき、適切な治療を受ければ、体調不良は改善します。

甲状腺ホルモンとTSH

甲状腺ホルモンにはfT4(フリーティーフォー)とfT3(フリーティースリー)があります。

甲状腺ホルモンを調節するホルモンにTSH(甲状腺刺激ホルモン)があります。

TSHは脳の下垂体と呼ばれるところから出るホルモンで、甲状腺に甲状腺ホルモンを作るように命令しているホルモンです。

甲状腺で甲状腺ホルモンが過剰に作られると、脳は甲状腺ホルモンはこれ以上必要ないと判断して、TSHは低くなります。

甲状腺で甲状腺ホルモンが作られなくなると、脳は甲状腺に甲状腺ホルモンを作らせるためにTSHは高くなります。

甲状腺ホルモンは、精神的活動にも肉体的活動にも大切な役割を果たしており、甲状腺ホルモンの量が適量になるように、脳下垂体から出るTSHにより調節されているのです。

このバランスが崩れてしまうと、甲状腺ホルモンが多くなる病気、甲状腺ホルモンが少なくなる病気になってしまいます。

甲状腺ホルモンが多くなる病気

甲状腺ホルモンが多くなると「精神的にも肉体的にも体が活発になります」。

具体的には、以下のようなさまざまな症状が出ます。

  • いらいらする
  • 胸がどきどきする
  • 汗を多くかく
  • 暑さに弱い
  • 手が振るえる
  • 食欲が増える
  • 体重が減る
  • 軟便、下痢
  • 疲れやすくなる

これらの一部の症状だけみられることもあります。

甲状腺ホルモンが多くなると体重が減ることが多いですが、食欲が大幅に増えて体重が増える方もいらっしゃいます。

甲状腺のホルモンが多くなる病気は甲状腺ホルモンが多く作られる病気(甲状腺機能亢進症)と甲状腺の一部が壊れてしまう病気の2つに分類されてます。

  • 甲状腺ホルモンが多く作られる病気(甲状腺機能亢進症)
  • 甲状腺の一部が壊れてしまう病気

甲状腺ホルモンが多く作られる病気(甲状腺機能亢進症)

甲状腺で甲状腺ホルモンが必要以上に多く作られてしまう病気です。

甲状腺機能亢進症と呼ばれます。

バセドウ病、プランマー病、中毒性多発結節性腺腫などの病気があります。

  • バセドウ病
  • プランマー病
  • 中毒性多発結節性腺腫

代表的な病気はバセドウ病です。

バセドウ病とは

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが多く作られる病気です(詳しくは、バセドウ病をご覧ください)。

しかし、甲状腺ホルモンが多くなる病気がすべてバセドウ病というわけではありません。

無痛性甲状腺炎や亜急性甲状腺炎など「甲状腺の一部が壊れてしまう病気」でも甲状腺ホルモンは多くなります。

バセドウ病と「甲状腺の一部が壊れてしまう病気」とでは、治療法が全く異なるので、最初の段階で正確な診断を受け、治療を進めることが大切です。

バセドウ病であれば、治療が必要になりますが、無痛性甲状腺炎や亜急性甲状腺炎であれば、時間の経過とともに自然に甲状腺ホルモンが正常に戻ります。

バセドウ病は、最初に正確に診断することが大切です。

バセドウ病の診断

バセドウ病は、甲状腺ホルモンやTSH受容体抗体、TSAbなどの血液検査で診断が確定する場合が多いです。

血液検査だけで診断がつかない場合は、アイソトープの検査が必要になります。

まずは必要な血液検査を行い、血液検査で診断がつけば、治療にすすみ、血液検査だけでは診断がつかない場合はアイソトープ検査を行います。

バセドウ病の治療

バセドウ病の治療には

  • 内服薬による治療
  • アイソトープによる治療
  • 手術による治療

があります。

バセドウ病でなければ、治療法は異なります。

甲状腺ホルモンが多くなっていても、バセドウ病でなければ、治療は必要はなく経過をみていると治っていく病気(無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎など)もあります。

バセドウ病のそれぞれの治療法には、メリットとデメリットがあります。

バセドウ病治療法のメリットとデメリット
  メリット デメリット
内服薬 外来で治療を始められる

治療期間が長い

副作用に注意が必要(特に薬を飲み始めて、2〜3ヶ月間)

アイソトープ 甲状腺ホルモンを確実に減らせることが多い

治療後に、甲状腺ホルモンが少なくなる可能性がある

妊婦、妊娠している可能性がある女性、授乳中の女性は治療を受けられない

治療後に、バセドウ病眼症が起こったり、悪くなったりする可能性がある

手術

早く治すことができる

甲状腺が大きい場合に適している

治療後に、甲状腺ホルモンが少なくなる可能性がある

手術の合併症の可能性がある

手術の傷跡が残る可能性がある

日本では、内服薬で治療をすることが多いですが、治療期間は長期にわたることが多いため、最初の時点で正確な診断をつけておくことが大切です。

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニックでは、まず正確に診断をし、それぞれの治療法のメリット、デメリットをお話させていただき、治療法を決めていきます。

最初は、内服薬で治療をして、その後、アイソトープ、手術に変更することは可能です。

詳細は、バセドウ病をご覧下さい。

甲状腺の一部が壊れてしまう病気

甲状腺には、甲状腺ホルモンが蓄えられています。

甲状腺の一部が何らかの原因で壊れてしまうと蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液の中に出ていきます。そのため、採血をすると甲状腺ホルモンが多くなっています。

しかし、バセドウ病とは異なり、甲状腺ホルモンが必要以上につくられているわけではありません。

甲状腺の一部が壊れて、蓄えられていた甲状腺ホルモンが血液に出ていっただけです。

従って、自然経過で甲状腺ホルモンは正常に戻っていきます。

場合により、時間経過とともに甲状腺ホルモンが正常以下まで下がってしまうこともあります。

甲状腺の一部が壊れてしまう代表的な病気は、無痛性甲状腺炎と亜急性甲状腺炎です。

無痛性甲状腺炎

無痛性甲状腺炎は名前のとおり、痛みがなく甲状腺に炎症が起こる病気です。

初期のうちは甲状腺ホルモンが高くても、1,2ヶ月の経過で自然に甲状腺ホルモンは正常域に戻っていきます。

正常域に戻ったあと、甲状腺ホルモンがさらに低下し、甲状腺ホルモンが正常域よりも少なくなる場合もあります。

甲状腺ホルモンが少なくなった場合は、甲状腺ホルモンを補います。

亜急性甲状腺炎

無痛性甲状腺炎とは異なり、亜急性甲状腺炎は痛みを伴います。

痛みがかなりひどいことがあります。

のどが痛いと思っていたら、喉の痛みではなく、亜急性甲状腺炎の痛みであるケースもあります。

痛みや発熱で日常生活に支障をきたす場合があり、痛み止めやステロイドで治療を行います。

甲状腺ホルモンは初期のうちは高くなりますが、経過とともに正常に戻ります。

正常に戻ったあとに、甲状腺ホルモンがさらに低下し、甲状腺ホルモンが低くなることもあります。

甲状腺ホルモンが低くなった場合は、甲状腺ホルモンを補います。

甲状腺ホルモンが多くなる病気の診断、治療のまとめ

このように、甲状腺ホルモンが多くなる病気には、さまざまな病気があります。

甲状腺ホルモンが多く作られる病気か、それとも、甲状腺の一部が壊れてしまう病気かで治療法は大きく異なります。

甲状腺ホルモンが多くなる病気=バセドウ病ではありません。

治療法が全く異なるので、最初の段階で正確な診断を受け、治療を進めることが大切です。

特に、バセドウ病の診断は大切です。

バセドウ病は、血液検査(甲状腺ホルモンやTSH受容体抗体、TSAbなど)で診断が確定することが多いですが、アイソトープの検査が必要になる場合もあります。

甲状腺ホルモンが少なくなる病気(甲状腺機能低下症)

甲状腺ホルモンが少なくなる病気は、甲状腺機能低下症と呼ばれます。

甲状腺ホルモンが少なくなると、「精神的にも肉体的にも体が活発でなくなってしまいます」。

具体的には、以下の症状が出ます。

  • 脱力感
  • 倦怠感
  • 無気力
  • 汗をあまりかかない
  • 寒さに弱い
  • むくむ
  • 肌がかさつく
  • 便秘
  • 話し方がゆっくりになる
  • 脈が遅くなる
  • しわがれた声になる

ときどき、認知症やうつ病と間違われることがあります。

甲状腺機能低下症の原因としては、橋本病が多いです。

橋本病

橋本病は甲状腺に慢性の炎症が起こる病気です。橋本病は慢性甲状腺炎とも呼ばれています。

橋本病(慢性甲状腺炎)は甲状腺機能低下症をきたす代表的な病気です。

甲状腺ホルモンが足りない場合は、不足している甲状腺ホルモンを飲み薬で補います。

橋本病でも甲状腺ホルモンが正常な場合もあります。

橋本病の詳細は、橋本病をご覧ください。

その他の甲状腺機能低下症の疾患

バセドウ病の手術後、バセドウ病のアイソトープでの治療後、亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎の後期などでも、甲状腺ホルモンが少なくなることがあります。

治療は、不足している甲状腺ホルモンを飲み薬で補います。

甲状腺ホルモンは正常な病気(甲状腺腫、甲状腺腫瘍)

甲状腺に病気があっても、甲状腺ホルモンの量には問題はなく、正常なことがあります。

橋本病の方は、甲状腺ホルモンが少なくなることもありますが、甲状腺ホルモンが正常な方も多くいらっしゃいます。

その他、甲状腺腫、甲状腺の腫瘍などがあります。

甲状腺の病気のまとめ

甲状腺ホルモンには、さまざまな作用がありますが、一言でいうと「精神的にも肉体的にも体を活発にする作用」をもっています。

甲状腺ホルモンのバランスが崩れることにより、精神的にも、肉体的にも、さまざまな症状が出てきます。

甲状腺ホルモンのバランスが崩れる原因となる病気もさまざまで、その原因となった病気により治療法も変わってきます。放っておいても、自然に治る病気もあります。

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニックでは、初期に正確な診断をし、不必要な治療を避け、必要な場合は速やかに治療を始めるように心がけております。

バセドウ病橋本病、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症の初診の方は、お電話(0467-40-4976)で予約をおとりします。初診時は予約での受診をお願いいたします(当日でも可能な限り予約をお取りします)。

再診については、会計終了後に次回予約をおとりします。

予約についての詳細は、予約についてをご覧下さい。