糖尿病の注射薬(インスリン、GLP-1受容体作動薬)| 糖尿病専門医が解説

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニック

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糖尿病の注射薬(インスリン、GLP-1受容体作動薬)

インスリンやGLP-1受容体作動薬などの注射薬を使用するときは、糖尿病専門医を受診することをお勧めします。

インスリン

インスリン注射薬には、注射をしてから効果が出るまでの時間、効果が続く時間によって、さまざまな薬があります。

  • 超速効型インスリン
  • 速効型インスリン
  • 持効型インスリン
  • 中間型インスリン
  • 混合型インスリン

超速効型インスリン、速効型インスリン

糖尿病でない方が食事を摂取すると、すい臓からインスリンがドバっと一気に出ます。糖尿病の方では、食事をしてもあまりインスリンが出ない方がいらっしゃいます。その不足しているインスリンを補うのが、超速効型インスリン、速効型インスリンです。超速効型インスリンは、食事の直前に注射し、速効型インスリンは、食事の30分前に注射します。

最近は、超速効型インスリンが使われることが多くなりましたが、速効型インスリンが向いている方もいらっしゃいます。

持効型インスリン、中間型インスリン

糖尿病でない方は、食事をしていないときもすい臓からインスリンが絶えず出ています。糖尿病の方では、このインスリンの出具合が悪くなっている方がいらっしゃいます。それを補うのが、中間型インスリン、持効型インスリンです。

最近では、中間型インスリンはあまり使われなくなり、持効型インスリンがよく使われるようになりました。

インスリン治療は糖尿病専門医での治療をおすすめします

インスリン注射薬から1種類または2種類以上を組み合わせて治療をします。

インスリン治療は、糖尿病専門医での治療をお勧めします。

GLP-1受容体作動薬

食べ物を食べると、小腸からインクレチンといわれるホルモンが分泌されます。インクレチンには、GLP-1とGIPがあります。

インクレチンは、すい臓に働きかけ、インスリンの出を良くします。また、血糖値を上げる作用のあるグルカゴンが出るのを抑えます。

従って、インクレチンにより血糖値は下がります。

しかし、インクレチンはすぐに分解され、効果がなくなってしまいます。

GLP-1受容体作動薬は、体の中で分解されないようにし、インクレチン(GLP-1)の作用が長く続くように作られたお薬です。

GLP-1受容体作動薬は、血糖に応じて、インスリンが出るため、単独で使った場合、低血糖を起こしにくいお薬です

胃の運動を抑えたり、食欲を抑えて、体重を減らす作用があります。

心筋梗塞や脳梗塞の発症を予防する効果や糖尿病腎症が発症したり、進行したりを抑える効果があるとの報告もあります。

毎日注射するお薬の他に、週に1回注射すればよいお薬もあります。

1日1-2回注射のGLP-1受容体作動薬

一般名 商品名
リラグルチド ビクトーザ皮下注
エキセナチド バイエッタ皮下注
リキシセナチド リキスミア皮下注

週1回注射のGLP-1受容体作動薬、

一般名 商品名
エキセナチド ビデュリオン皮下注
デュラグルチド トルリシティ皮下注
セマグルチド オゼンピック皮下注

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