高血圧外来、茅ヶ崎市の内科専門医

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニック

糖尿病専門医、総合内科専門医の院長が診察しております

茅ヶ崎市の糖尿病専門医、総合内科専門医のやまもと内科クリニック

やまもと内科クリニック

糖尿病内科、甲状腺、内科、循環器内科

無料駐車場完備(隣接のスーパー駐車場100台も利用可能)

茅ヶ崎市みずき2-8-1 TEL: 0467-40-4976

院長・医学博士:山本幸宏(糖尿病専門医総合内科専門医

茅ヶ崎市の糖尿病専門医、総合内科専門医のやまもと内科クリニック

糖尿病内科、甲状腺、内科、循環器内科

無料駐車場100台完備

茅ヶ崎市みずき2-8-1 TEL: 0467-40-4976

糖尿病専門医総合内科専門医

  1. ホーム
  2. 診療内容
  3. 高血圧専門外来、高血圧診療

高血圧外来

診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上の場合、高血圧と診断します。

自宅で測定した場合は、血圧135/85mmHg以上で高血圧と診断します。

高血圧になっても、自覚症状はほとんどありません。

そのため、健康診断などで高血圧を指摘されても、治療を受けていない方がいらっしゃいます。

高血圧の状態が続くと、血管に無理な力がかかり、血管がもろくなり、動脈硬化が起こります。

その結果、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などの病気になります。

高血圧治療の目標は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などの病気を予防することです。

生活習慣の改善で血圧が目標まで下がらない場合は、お薬で高血圧を治療します。高血圧の治療により、これらの病気を予防することができます。

やまもと内科クリニックでは、総合内科専門医の院長が高血圧の治療を行っております。

高血圧の方、家庭血圧が高い方(135/85mmHg以上)、健康診断で血圧が高いことを指摘された方は、お電話(0467-40-4976)で予約をおとりします。

初診時は予約での受診をお願いいたします(当日でも可能な限り予約をお取りします)。

血圧とは

血圧とは、血液が血管の中を流れるときに、血管にかかる力のことです。

心臓が収縮して血液を押し出しているときの最も高い血圧を収縮期血圧(最高血圧、上の血圧)と呼びます。

心臓に血液が戻ってきているときの最も低い血圧を拡張期血圧(最低血圧、下の血圧)と呼びます。

収縮期血圧(最高血圧、上の血圧)が135mmHg、拡張期血圧(最低血圧、下の血圧)が80mmHgの場合、血圧135/80mmHgと記載します。

高血圧とは

高血圧とは、血圧が高い状態です。

高血圧では、血管に無理な力がかかり、血管がダメージを受けます。

血管がダメージを受けると、血管がもろくなり、動脈硬化がおこります。

その結果、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などの病気になります。

日本には高血圧の方が約4300万人いらっしゃいます。30歳以上の男性の60%、女性の45%が高血圧です。

血圧が120/80mmHgを超えて高くなると脳卒中、心筋梗塞、慢性腎臓病になりやすくなります。

中年期に血圧が高いと、年をとってから認知症になりやすくなります。

これらの合併症は高血圧の治療により、かなり予防できることがわかっています。

高血圧が原因でお亡くなりになる方は、年間約10万人と推定されています。

収縮期血圧を4mmHg低下させると、脳卒中でお亡くなりになる方が年間1万人減り、狭心症、心筋梗塞でお亡くなりになる方が、年間5000人減ると考えられています。

高血圧の診断

診察室での血圧が140/90mmHg以上の場合、高血圧と診断します。

家庭血圧の場合は135/85mmHg以上の場合、高血圧と診断します。

高血圧の診断基準
診察室血圧 140/90mmHg以上
家庭血圧 135/85mmHg以上

高血圧の方は、家庭血圧を測定することをおすすめします。

家庭血圧計には、指用の血圧計、手首血圧計、上腕血圧計(腕で測定する血圧計)があります。指用の血圧計は不正確で、手首血圧計も不正確になることが多いです。

上腕血圧計(腕で測定する血圧計)を購入し、家庭血圧を測定することをおすすめします。

家庭血圧測定は、白衣高血圧や仮面高血圧の診断に役立ちます。

  • 白衣高血圧とは、家庭血圧は正常なのに、診察室で測定すると高血圧になることです。
  • 仮面高血圧とは、診察室の血圧は正常なのに、家庭血圧が高血圧になることです。

血圧は時間帯により変化しており、早朝に血圧が高くなる早朝高血圧、夜間に血圧が高くなる夜間高血圧、ストレスなどで昼間の血圧が高くなる昼間高血圧があります。

1日の血圧の変化をみるためにも、家庭血圧測定は大切です。

診察室血圧と家庭血圧に差がある場合は、家庭血圧を優先して高血圧の診断、治療をします。

高血圧の方はぜひ家庭血圧を測定するようにしましょう。

高血圧の原因、本態性高血圧と二次性高血圧

高血圧は、

  • 本態性高血圧
  • 二次性高血圧

に分けることができます。

  • 本態性高血圧は特定の原因がなく発症する高血圧です。高血圧の多くの方は、本態性高血圧です。
  • 二次性高血圧は原因がはっきりしている高血圧です。

二次性高血圧は早期に原因をはっきりとさせて治療をすると、血圧が下がってお薬を減らせたり、場合により高血圧が治ったりします。

二次性高血圧の場合は、まずは二次性高血圧を疑い、適切な検査、治療を受けることが大切です。

二次性高血圧には、睡眠時無呼吸症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、甲状腺機能亢進症などさまざまな病気があります。

下記のような場合は、二次性高血圧症を疑います。

  • 重症な高血圧
  • 治療をしても血圧が下がりにくい場合
  • 急に血圧が上がった場合
  • 若くて高血圧になった場合
  • 二次性高血圧症に特徴的な症状、所見がある場合

二次性高血圧は高血圧全体の5-10%程度と考えられていましたが、睡眠時無呼吸症候群や原発性アルドステロン症による二次性高血圧の方は多く、高血圧の10%以上は二次性高血圧です。

高血圧の検査

血圧の測定、尿検査、血液検査を行い、必要に応じて、胸部レントゲン検査、心電図を行います。

二次性高血圧症が疑われる場合の検査

睡眠時無呼吸症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、クッシング症候群、腎血管性高血圧、腎実質性高血圧、甲状腺機能亢進症などの二次性高血圧症が疑われる場合は、追加で検査が必要になります。

二次性高血圧症が疑われた場合は、二次性高血圧症の診断に必要なホルモンの血液検査、尿検査を行い、必要があれば、エコー、CT、MRIなどの画像検査を行います。

睡眠時無呼吸症候群による高血圧症が疑われる場合には、睡眠ポリグラフィを行います。詳しくは、睡眠時無呼吸症候群をご覧下さい。

原発性アルドステロン症が疑われた場合には、レニン、アルドステロンというホルモンの検査(採血)を行います。

高血圧の治療目的、降圧目標値

血圧が高くなっても、自覚症状はほとんどありません。

自覚症状がないところが、高血圧の怖いところです。

高血圧を治療する目的は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などの高血圧の合併症を防ぐためです。

2019年4月に日本高血圧学会が「高血圧治療ガイドライン2019」を発表し、降圧目標が引き下げられました。

75歳未満の合併症がない方は、血圧を130/80mmHg未満にしておくことが、脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、腎不全などの高血圧合併症を防ぐために大切です。

糖尿病の方の降圧目標値は、130/80mmHg未満です。

収縮期血圧を10mmHg、拡張期血圧を5mmHg低下させると、脳卒中を約40%減らし、狭心症・心筋梗塞を約20%減らせます。

降圧目標については、下記の表を御覧ください。

高血圧の治療目標値

診察室血圧 家庭血圧
75歳未満の方 130/80mmHg未満 125/75mmHg未満
75歳以上の方 140/90mmHg未満 135/85mmHg未満
糖尿病の方 130/80mmHg未満 125/75mmHg未満
慢性腎臓病の方(蛋白尿陽性)
脳血管障害の方*1
狭心症、心筋梗塞の方
抗血栓薬服用中の方
130/80mmHg未満 125/75mmHg未満
脳血管障害の方*2
慢性腎臓病の方(蛋白尿陰性)
140/90mmHg未満 135/85mmHg未満

*1 両側頚動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞なし

*2両側頚動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞あり、または未評価

生活習慣改善による高血圧治療

食事や運動などの生活習慣を改することにより、ある程度血圧が下がります。

  • 食事の塩分を制限
  • 野菜の積極的な摂取
  • 果物の積極的な摂取(糖尿病がある場合や体重が多い場合はおすすめできません)
  • 適切な体重の維持
  • 適度な運動
  • 節酒
  • 禁煙
  • 防寒対策
  • 十分な睡眠をとるようにする

生活習慣改善だけでは血圧が十分に下がらない場合は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不などの合併症を防ぐために、お薬(降圧薬)で血圧を下げます。

降圧薬で治療を始めた後も、生活習慣を改善することは大切です。

降圧薬による高血圧治療

血圧を下げるお薬は、多くの種類があります。

  • カルシウム拮抗薬
  • ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)
  • ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)
  • 利尿薬
  • β遮断薬
  • 直接的レニン阻害薬
  • α遮断薬
  • アルドステロン拮抗薬
  • カリウム保持性利尿薬
  • 中枢性交感神経抑制薬
  • 血管拡張薬

最初は、カルシウム拮抗薬、ARB、ACE阻害薬、少量の利尿薬のうち一つの降圧薬で治療を行います(血圧が160/100mmHgを超えている場合は、2種類の薬から治療を始めることもあります)。

高血圧の治療目標に達しない場合は、降圧薬の量を増やすか、別の種類の降圧薬を追加し、2種類、3種類のお薬で治療します。

一つの降圧薬をどんどん増やすよりも、作用の違う降圧薬を追加したほうが、血圧が下がりやすいことがわかっています。

どの降圧薬が良いかは、高血圧以外の病気の有無や他に飲んでいる薬などにより変わります。

二次性高血圧の場合は、原因に応じた治療、お薬が必要になります。

二次性高血圧の場合は、原因に応じた治療を行うことにより、降圧薬の量を減らせたり、高血圧が治ることがあります。

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニックでは、単に血圧を下げるだけでなく、一人一人に合ったお薬を選択するようにしております。

高血圧のまとめ

高血圧は自覚症状はほとんどない病気ですが、治療しないで放っておくと、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などさまざまな合併症がおこってきます。

中年期に血圧が高いと、将来認知症になりやすくなります。

血圧をしっかり下げておくことで、これらの合併症はかなり予防できることがわかっています。

二次性高血圧症が疑われる場合は、原因に応じた検査、治療が必要になります。

血圧は常に変動しており、白衣高血圧、仮面高血圧のこともあり、家庭血圧測定は大切です。

血圧が高い方は、自覚症状がなくても、ぜひ、高血圧の治療を受けて合併症を防ぐようにしましょう。

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニックでの高血圧の診療

高血圧は、適切に治療しないと、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、狭心症、心筋梗塞、心不全、腎不全などさまざまな合併症がおこります。

これらの病気は、高血圧だけが原因ではなく、高脂血症、糖尿病、糖尿病予備軍なども原因となります。

高血圧だけではなく、高脂血症、糖尿病、糖尿病予備軍を合併している場合はあわせて治療することが大切です。

茅ヶ崎市のやまもと内科クリニックでは、総合内科専門医、糖尿病専門医の院長が、高血圧症の診療を行っております。

高血圧の方、家庭血圧が高い方、健康診断で血圧が高いことを指摘された初診の方は、お電話(0467-40-4976)で予約をおとりします。

初診時は予約での受診をお願いいたします(当日でも可能な限り予約をお取りします)。

予約についての詳細は、予約についてをご覧下さい。

糖尿病専門医・内科専門医 山本幸宏