動脈硬化
動脈硬化とは
動脈とは心臓から全身に血液を送り出している血管のことです。この動脈が硬くなったり、細くなったり、詰まったりするのが動脈硬化です。
動脈硬化により、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの病気が起こります。
動脈硬化の原因は
動脈硬化は加齢とともにある程度起こります。血管の老化現象ともいえます。
しかし、同じ年齢の方でも動脈硬化の進み具合は異なります。
高血圧、糖尿病、高脂血症(脂質異常症)、喫煙などにより、動脈硬化が進みやすくなります。また、男性は女性に比べて動脈硬化になりやすいです。
動脈硬化の危険因子
- 加齢(男性は45歳以上、女性は55歳以上)
- 高血圧
- 糖尿病、耐糖能異常(糖尿病予備軍、血糖値が少し高い、糖尿病の気があるなど)
- 高脂血症(脂質異常症)
- 喫煙
- ご家族に狭心症、心筋梗塞になった方がいる場合
- HDL-コレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dl未満
動脈硬化はさまざまな病気を引き起こす
動脈硬化が進むと、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの病気が起こります。
日本人の死因の第2位と3位は、
- 狭心症や心筋梗塞などを含めた心臓病
- 脳出血や脳梗塞などの脳卒中
です。
これらはどちらも、動脈硬化が原因となって起こる病気です。
心臓病と脳卒中を合わせると総死亡の約30%を占めるので、動脈硬化を防ぐことはとても重要です。
生涯現役でいるためには動脈硬化の予防がカギ
動脈硬化の結果起こる心臓病、脳卒中は後遺症が重い場合もあり、元気で活動的に暮らすことができなくなる可能性があります。
単に寿命の延ばすだけでなく、生涯、元気で活動的に暮らすためには、動脈硬化の予防が大きなカギとなっています。
動脈硬化を防ぐには、早期発見がカギ
動脈硬化の原因となる高血圧、高脂血症、糖尿病(糖尿病予備軍を含む)、喫煙、肥満を少しでも早く発見し、早く治療を始めることが大切です。
血圧、LDL-コレステロール(悪玉コレステロール)、HDL-コレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪、血糖値(食事の後の血糖値も大切です)を測定することにより、高血圧、高脂血症、糖尿病を早期発見できます。
この中の一つでも多く、治療しておくことで、動脈硬化が進みにくくなります。
動脈硬化が起こっているかいないかは、血圧脈波検査(CAVI)、足関節動脈・上腕動脈血圧比(ABI)、頚動脈エコーなどで調べることができます。
当院ではこれらの医療機器を取り揃え、早期発見に努めております。
動脈硬化の治療
動脈硬化は予防が大切です。
- 高血圧
- 高脂血症(脂質異常症)
- 糖尿病
がある場合は、治療を受けましょう。
禁煙も大切です。
それにより、動脈硬化をある程度防ぐことができます。
動脈硬化が進み、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの病気になった場合はそれぞれの病気の治療を行います。
これらの病気を起こした方は、再発をしないよう高血圧、高脂血症、糖尿病の治療、禁煙が大切です。
動脈硬化のまとめ
高血圧、高脂血症、糖尿病(糖尿病予備軍を含む)、喫煙が原因となり、動脈硬化が進みます。
動脈硬化が進むと脳梗塞、狭心症、心筋梗塞などの病気になります。
動脈硬化を防ぎ、生涯健康で暮らすためには、高血圧、高脂血症、糖尿病、耐糖能異常(糖尿病の気がある、糖尿病予備軍)を早期に発見し、早期に治療を始めることが大切です。
当院での動脈硬化の検査、治療
動脈硬化の原因となる
- 高血圧
- 高脂血症
- 糖尿病、糖尿病予備軍
を適切に診断し、治療いたします。高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、私の専門分野です。
必要に応じて、または、ご希望に応じて、現在、動脈硬化が起こっているかどうかを調べるために、下記の検査を行います。
すべて、当院で行うことができます。
| 血圧脈波検査(CAVI;Cardio Ankel Vascular Index) | 全身の血管の動脈硬化がわかります |
|---|---|
| 足関節動脈・上腕動脈血圧比 | 足の血管の動脈硬化がわかります |
| 頚動脈エコー | 頚動脈(首の血管)の動脈硬化がわかります |
| 心電図 | 狭心症、心筋梗塞がわかります |
